「 投稿者アーカイブ:sou 」 一覧
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擬音語に頼りすぎて文が薄くなっているんじゃないかと思う話
2019/07/19 -小説創作アレコレ
こんにちは。久遠寺です。 最近アウトプットすることが大切なのでは、と思うことが増えてきたので、感じていることを少しずつアウトプットしていきたいと思います。 今回はタイトルにある通り「擬音語」に関する話 ...
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その世界観の根底にある「外部環境」を経営学を元にして分解してまとめようって話
2019/07/18 -小説創作アレコレ
こんにちは。久遠寺 蒼です。 突然ではありますが、今回、久しぶりに小説創作などをしながら、「あれ、これって創作活動に役立つのでは?」と思ったことがあり、記事にしてみました。 んで、いきなり外部環境とか ...
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「僕たちは歩いてゆく。」第十六話(最終話):戻った日常
2018/07/09 -僕たちは歩いてゆく。, 長編小説
何気ない毎日が戻った。朝起きて、寝ぼけた頭でニコニコ動画を見て、ネットサーフィンをして、風呂に入って、電車に揺られて大学に行って。 何も変わらない。変化のない毎日。だけどそこには、確かな何かがあった。 ...
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「僕たちは歩いてゆく。」第十五話:旅の終わり
2018/07/07 -僕たちは歩いてゆく。, 長編小説
「……あ、あれ」 旅の終わりは、唐突だった。細かく言うとそうではない。ドリームランドの終わりは、唐突だった。 「ねえ、あれって民家じゃない?」 伊狩さんが指差した方向には、確かに家があった。それだけな ...
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「僕たちは歩いてゆく。」第十四話:鬼ごっこ
2018/07/05 -僕たちは歩いてゆく。, 長編小説
旅をする意味を、旅をしている間に考えるということは、思えば無粋なことであり、そもそも考え当てられるものではない。初めに用意できなかった意味は、全て終わった後に出てくるものであり、その途中で見出すことは ...
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「僕たちは歩いてゆく。」第十三話:どうして人は生きなくちゃいけないんだろう
2018/07/03 -僕たちは歩いてゆく。, 長編小説
皆がやっと追いついてきて、とりあえずそこで少し休憩をとろうという話になった。 「私、ちょっとあっちまで行ってきてもいいですか?」 「いいよ。落ちるなよ」 ぱつ子はどこか楽しそうに、断崖絶壁の方へ移動す ...
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「僕たちは歩いてゆく。」第十二話:太宰だってプロレタリア
2018/07/01 -僕たちは歩いてゆく。, 長編小説
「そういえばさ、佐多美月とか佐多加奈子って名前、どこから出てきたんだろうな?」 二日目の昼。長い長い道は、気づけば川のほとりを並走するように折れ曲がっていた。断崖絶壁の上を歩くような感じになっている。 ...
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「僕たちは歩いてゆく。」第十一話:夜の会話、プロレタリアってなんだろう
2018/06/30 -僕たちは歩いてゆく。, 長編小説
「確かにそれは気持ち悪いですね」 おかしいのは、いくら歩いても疲れないし、眠くもならなかったことである。普段歩くという行為をしていないにも関わらず、けだるさもない。 夜の帳が落ちてきて、そろそろ宿を探 ...
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「僕たちは歩いてゆく。」第十話:本当に、気持ち悪い
2018/06/28 -僕たちは歩いてゆく。, 長編小説
ドリームトレインの到着は、本当に唐突なものだった。アナウンスもない。気がついたら電車は停止していて、ドアが自動的に開いていた。 ドアの向こうには森が広がっていた。吹いてくる風が冷たい。秋というよりは、 ...
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「僕たちは歩いてゆく。」第九話:日常の中の非日常
2018/06/26 -僕たちは歩いてゆく。, 長編小説
「先生、一言だけいいですか」 「なんだい、平岡?」 「いやね、いろいろと突っ込みたいところが満載なんですけどね」一度深呼吸してから、言った。「どうしていつもの教室に続くはずのドアが、車内に繋がっている ...