その世界観の根底にある「外部環境」を経営学を元にして分解してまとめようって話

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こんにちは。久遠寺 蒼です。

突然ではありますが、今回、久しぶりに小説創作などをしながら、「あれ、これって創作活動に役立つのでは?」と思ったことがあり、記事にしてみました。

んで、いきなり外部環境とか経営学、とか言われてもよく分からねーよ!となると思うので、まあなんか「ぼくのかんがえたさいきょうのいせかい」みたいなものを使いながら説明していこうと思います。

外部環境ってなにさ?

外部環境とは文字の通りで「外部」の「環境」です。で、何に対して外部なのさ?という点については「主人公」となります。一人称視点であれば「私」ですね。
で、外部の環境をなんで考えないといけないのさってなるんですが、それはその作品の世界観に繋がるからですね。
今リアルで生きているこの世の中にも自分の関与しない様々な外部的な要素により、日々環境は変わってきています。
去年の当たり前だったことが、今年はすごく古臭くなっている、こういうのは自分たちで古臭くしたのでしょうか?いえ、外部の色々な環境が変わったからこそ、古臭くなってしまったのですね。

だからこそ小説創作も主人公を取り巻く環境や、主人公の暮らす町、主人公が立ち寄る町のことだけでなく、じゃあその町がある世界ってどんな世界なんだっけ?どういう環境におかれているんだっけ?というのをしっかり整理してから創作活動をした方が、後から矛盾が少なくなるとか、世界観に厚みが増して読み応えが出てくるとか、いろいろなメリットがあると思います。

「そんなの考えなくても自分は大丈夫だよ!」という方はたぶんこの先、読まなくても大丈夫です。
ただこれから書くのは経営学で学ぶ内容を元にして、創作活動に当てはめてみたものになりますので、将来稼ぐお金を増やしたいとか(副業とかそういう意味でなく)考えているのであればさらっと読んでもらった方がよいかもしれません。(この↓にある内容だけで稼げるようになるわけではないですが、少なくとも経営ジャッジをしている人はさらっと考えたりする内容です。経営に近い思考やジャッジができる人の方が重宝され、結果高待遇になります)

外部環境をPESTで分解してみよう

そんなわけで、主人公が生きることになってしまった、作家さんとは異なる異世界。どんな世界なんでしょうか?
「魔物と戦争しています!」
「魔法が使えます!」
「なぜか男は主人公だけです!」
みたいな、いわゆる設定はポンポンと頭に出てくると思います。が、ちょっと待ってください。それはその世界観の一部にしか過ぎません。

より高い視座にて、世界全体のことを整理して表現し、その上で「だから魔物がはびこっていて、退治する勇者が必要なんです!」みたいな感じで説明された方が読者の理解度は高まります。

そこで、会社の経営者が自分の業種やビジネスモデルにあたり参考としているフレームワーク(因数分解するための数式みたいなもの)があります。
それが「PEST」と呼ばれるものです。

PESTは、以下の英単語の頭文字をとったものです。

・Politics(政治的や法律的なもの)
・Economy(経済的なもの)
・Society(社会的、文化的、ライフスタイルてきなもの)
・Technology(技術的なもの)

経営者やアナリストなどはこのPESTを使って、今の業界に及ぼす外部からの影響がどう変わってきているのかを調べ、それを元に別のフレームワークを使ったりして、今後は自分たちはどのような会社やサービスを作ればいいのか、といったことを検討したりしています。

これらについて一つずつ簡単に説明していきますね。

Politics(政治的や法律的なもの)

これは国やその世界で決められた定め的なものですね。その世界において特に強い強制力を持つものです。スマホは日本で販売禁止!みたいな法律ができたら、皆さんはスマホが使えないか海外から輸入するかなどしないといけなくなるわけです。

「国王がこう言っている!」「人間界と魔界とでこういう協議がされている!」「この国はこういうルールである!」というものはすべてここに当てはまるわけですね。
で、強制力を持つということは、必要なことはすべて挙げておいた方がよさそうです。

もしくは物語を動かすにおいて「この法律がこうなったから、社会的にこう変わりそうだから住民がこうなった!」みたいな、何か世界が変わる時に、一番最初に変化するのがこの政治的な要素です。もしくは、絶対的に変えられないものを変えないとヒロインが死んじゃうので変える!みたいなものはだいたいこの中に含まれます。

そういった意味で、一番しっかり考えないといけないのが、「P」ですね。

Economy(経済的なもの)

これはその国の経済にまつわるものですね。たとえば裕福である、貧乏である、ということが当てはまります。
他には貿易的なものなどもここに入ります。

Society(社会的、文化的、ライフスタイルてきなもの)

ここは社会通念的なものが入ります。そして、これ単体で考えるのはもしかしたら難しく、経済的な要素と併せて考えるケースも少なくありません。
例えば、不況だから、消費者の財布の紐が固くなっている、みたいな社会的なものと経済的なものの関連が強いので、それぞれ単体で考えても整理しづらくなります。

Technology(技術的なもの)

これは分かりやすいですね。技術的なものです。例えばスマホができた、リニアモーターカーができた、みたいなものもあれば、魔法が使える、魔法は武器にかけられて強化できる、みたいなものです。
もしくはミスリルは〇〇に強い、といった性質的なものもここに含まれるかと思います。

ここで一旦、PESTを使いながらどんな世界観になるのか想像(創造?)してみましょう。

例:荒れ果てた世界

P:すでにセントラル機能は失われ、国や政治といった概念すらなく、秩序は乱れ、悪が好き勝手はこびっている。
E:皆、貧乏で満足に物も買えない
S:生きる希望はなく、娯楽もなく、鬱々とした日々をただ過ごすだけである
T:魔法は失われ、文明と呼ばれるものも廃れてしまった

よくあるディストピアですね。かなり生きるのが過酷な世界のようです。

じゃあ、このあとどうするか?となると、どんなストーリーがこの世界で展開されるのか、というのを考えるわけです。

例えば
①そんな廃れた世界に一輪の花が!現代の女子高生が転移してきて、こんな世界は嫌だ!といって世界を救う旅にでる!
②希望もない世界を魔族が蹂躙!俺様ツエーで人類に復讐する元いじめられっ子の物語!
③神様は本当にいた!ドジっ子神様が廃れた大地を生き返らせるドタバタコメディ!

・・・まあ何でも作れます。正直。
ただ、そういう世界だよ、というのをまとめて認識した上で「自分はこういうストーリーを作るんだ!」というのをまとめた方が物語がぶれたりせずに、初志貫徹なストーリーに仕上がるかと思います。

今回はさらっと書いてみましたが、もっと深堀りしたり、するのを時間がある時にやってみたいと思います。

 

経営学とか外部環境とか知りたいなら

小説創作において、文章の書き方や話の展開の作り方、なども大切ですが、そもそもその主人公たちが生きている世界はどんな世界なのか、これが不明瞭では読者にとって感情移入しづらいかもしれません。

経営学という観点で話をしてみましたが、もし興味があれば以下あたり読んでみてください。学生でも、社会人になりたてでも、知っておくとこれから損はないかと思います。

 

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