サウンドノベル(ビジュアルノベル)とオリジナル小説をメインに活動している久遠寺蒼の個人Webサイトへようこそ!

久遠寺蒼のご紹介

このサイトを運営・管理している久遠寺蒼についてご紹介いたします。

久遠寺蒼の簡単なご紹介

本人画像

くおんじ そう |♂|社会人|20代|埼玉|愛称:アオ

作風:シリアス調・淡々調・ゴシック調
思考:プロレタリア・リアリズム・ヴィジュアリズム
好き:茶道・お能・ライブ参戦・喫茶店巡り
嫌い:人ごみ・暴力・虫
尊敬:村上春樹・乙一・嶽本のばら・渡辺謙・江頭2:50
一言:静かな文体を楽しんでください!

*簡単な創作経歴*
本人画像

初期:Exciteの携帯ホームページサービスを利用して、Kanonの二次創作小説を書き始めたのが久遠寺蒼のはじまり。AIRなどKey系二次創作小説をメインに創作活動。
某所で開催された小説コンテストで30人程度の競合の中優勝するなど、それなりに文筆家として評価される。(ちなみにこの時優勝した作品が『初めて泣いた日』である)

1年程度した後:文章のみでの表現から一歩踏み出そうと携帯ホームページを閉鎖、PC用Webサイトを開設してオリジナルをメインとした創作活動へ転換する。(これが羽根の舞う空のはじまり)

2年くらいした時:サークル『PK2』にシナリオで参加。後に代表となる。表現として、小説からの脱却を図り、シナリオの奥深さを知る。処女作『明日へと紡ぐ風』を発表し、無期停止。

2005年終わり:表現の幅を文章からさらに広げようと、サウンドノベル制作開始。シナリオ作成、音楽の選定、背景画像の加工などを主に自分で行い、今も継続して発表を続けている。

如月と結託して新サークル『Heart Works Records』を立ち上げ。現在処女作発表のため、水面下で動いている。

都の西北らへんにある、俗に言う「なんちゃら女子大学」卒業後、ITコンサルタントとして勤務しながら様々な経験や業界知識を元に、新たな表現を追求している。

>>TOPへ戻る

作者インタビュー

富津の海

先日、某サイトで作者インタビューを受けましたので、その内容を紹介いたします。

――さっそくですが、もう創作活動をはじめて5年(※1)も経っていらっしゃるということで、かなりたくさんの作品をつくられてきたのではないかと思いますが。
蒼:そうですね……いや、でも実はそんなにたくさん書いてはいないんですよ。サークル活動していた時期も長かったですし。今、手元で確認できるだけで50ちょっとですかね。
――1年に10本くらいのペース、というわけですね。
蒼:そう考えると、思ったよりも書いていないんですよね。多い人だったら、きっと一ヶ月で10本くらい短編小説を書いてしまうでしょう。そう考えると、量を書いてきたわけじゃないみたいですね。

有名人ばかりではなく、身の回りの人間に影響を受けました

――量ではないとすると、質を追求してきた、ということでしょうか?
蒼:うーん、そう言われると困るかも(笑)たしかに、質を求めていた時期があって、いろいろと迷走していた時期もありました。過去作品を見ると明らかに村上春樹に影響を受けた作品もありますし、今だって嶽本のばらにどれだけ影響を受けているか(笑)
――たしかに、白美の輪舞曲(※2)とか。
蒼:お耽美な世界を表現するには、今まで小説を読んできた中で、彼の作品が一番ふさわしかった。だから彼の書き方から、自分の表現したい世界を具現化できないかと試したんですね。
――他にはどんな人の影響を受けたと思いますか?
蒼:んー、どうかな。昔はばりばりKey作品に影響を受けていましたけど(笑)最近はそうですね、大学にもたくさん物書き仲間がいて、彼らの作風なんかに刺激を受けたりしてます。文章だけじゃない表現を求めている人もいたりして。僕がサウンドノベルを作ろうと思ったきっかけも、他の人が文章以外で、たとえば写真とか製本自体にとか工夫を凝らしているのをみて、何かできないかなと思ってやりはじめたわけですよ。

サウンドノベルを作ることで、できたこともあるし、まだまだのところもある

――サウンドノベルを2作品も世に出してみて感想は?
蒼:うーん、こんなものか、という感じと、もっともっと勉強したい、という感じですかね。時間をかければ簡単につくれるけれども、時間をかけないと表現できないことも、まだまだたくさんありますし。音楽以外、基本的に自分でやっていますけれども、プログラマーでもないしデザイナーでもない。だから今だけでは限界……と感じてしまうこともたくさんあります。
――具体的に、どんなところで?
蒼:プログラマーではないので、たとえば後で仕様変更になったとしても大丈夫なようなスクリプトを最初から組んでおく、なんてことは自分にはできません。だから走り出した後に変更がないよう、プロットを何度も見直したりある定型の枠に収まるように書いたり。まあ、サウンドノベル用に自分の頭をサウンドノベル脳にして書いてしまう……なんていうの、もったいないですよね。
――『サウンドノベル』という枠から抜け出しきれない。
蒼:かといって、他の人にそれを振るのもなかなか厳しいんですよ。ほら、衝動に駆られないと書かないし(笑)それに、相手に伝わりきれない部分もたくさんあって、そこで完璧な意思疎通を図るくらいなら自分でやっちゃった方がいいかな、とか。

思想に影響を受けるのは悪いことではないと思います

――基本的に創作は孤独だったと聞きましたが?
蒼:誰ですか、そんなことを言ったのは(笑)まあ、あながち間違いではないですが、「孤独」というのはおかしいですね。なんか寂しい子みたいじゃないですか!
――でも、誰か他人を干渉しないものだった。
蒼:それも語弊を生じかねないのですけどね。簡単に言うと、私のつくりだしてきたものは基本的に私小説だったということ。つまり、自分の中にある何かが集まり重なり弾けたのがその作品で、そこには必ず自分がいた、という感じかもしれない。もちろんそれは一般的に言われている「私小説」とは違うものですけれども、自分の生きた軌跡を糧に読者がおらずしかし世にでてしまった点では似ていると思います。
――何かしら影響を受けた思想があるように思えます。
蒼:思想……というのなら、なんか危ない人みたいに見られますけれども、「ヴィジュアリズム」と「プロレタリア」には影響を受けましたね。あ、目の色が変わった。
――普通に見られなさそうですね、その二つを聞くと。
蒼:うん、でもそれでもいいかなと思っている。TPOさえわきまえていればね。もっとも、僕が影響を受けたのはそれぞれ代表されるような表面上のことじゃなくて、たとえば歴史上なぜそれが興ったのかとか、それに影響を受けたのは誰で、今現在の世の中でどのような形式で残っているのか、というのを研究した結果、「この二つはいいな」と思ったわけですよ。
――反社会的という印象が強いです。 蒼:確かにそうかもしれない。けれど、実際はそうじゃない。
僕が最近書きたいと思うのは、実はそういうモチーフが多い気がするんですね。まわりからはこう見られているけれど、実際はこうだった、みたいな感じの。ほら、新美南吉の「ごんぎつね」とかまさにそんな感じじゃないですか。僕、だめなんですよね。ああいう誤解とかそういう系。涙でてきます。
――自分の経験がそこにはある、と。
蒼:ある意味、「初めて泣いた日」とかそういうの混じってますよね。個人的にはうまくいったかな、と思うんですけれども。

創作の原点は自己主張

――そもそもの話、どうして文章を書こうと思ったのですか?
蒼:もともと本が好きだった……じゃだめですよね。なんだろう、その時携帯の個人Webサイトが流行っていて、自分も書いていろんな人に見てもらいたいと思ったのがきっかけだったと思います。
――その時につくったのがExciteの。
蒼:懐かしいなぁ……たしか8万HITとかしてた気がします。詳しくは覚えていないですけど。もともとネタがあっていろんなのを書きたい、と思ったわけじゃないんですよ。どちらかというと、「なんか知らないけれども今のこの感情を文字にしてぶつけないと自我が保てないんじゃないか」とか、そんな変なプレッシャーがかかって(笑)そうすると自然と書いてたんですね。ある意味、自分を保つためのコンスタンだったのかもしれない。
――それが書き始めのころだった。
蒼:実は今もそこだけは変わらなくて。もちろんある程度自分でコントロールできるようになりましたけれども。書かなくてはいけない気がする自分というのをつくれるようになったんですね。でもそれは偽りではなくて、どちらかというと暗示みたいな感じで。書かなくちゃいけないと思ってたら、本当に「なぜかは知らないけれども書かなくちゃいけないような気がしてきた」と刷り込めるようになったわけですね。そうしたら短くて1時間、長くて3日くらいはずっと書くことに集中する。空いている時間は書かないとしょうがない。だからある程度まとまった時間がとれる日の朝とか前日とかに刷りこんじゃってたりします。
――それで小説を書けちゃうっていうのが不思議です。
蒼:人それぞれだと思うんですよね。たぶんネタを見つけてぽっと頭に浮かんだら、それが文章になってたという人もいるし、適当に言葉を並べたらストーリーになったので肉づけをしていく人もいる。自分みたいに強迫観念見たいになる人だって、別に間違いじゃないと思います(笑)
――「強制」でいい文章がかけるイメージが浮かびません。
蒼:「書かされる」と「書かなくちゃいけない」は違いますよ。受動と能動には、そこにはいくつもの崖や壁があるのと同じくらい差があるものです。書かなくちゃいけない、と思った瞬間、「いいものを」書かなくちゃいけない、とプレッシャーをかけるのは悪いことではない気がしますね。実際、それで自分は書いてきたわけですし。

これからの文章は経験が決めること

――ずっと同じ書き方だと、どこかで限界がくるのでは?
蒼:そうかもしれません。でも、いくら変えようとしても変わらないものってきっとあるはずなんです。良い意味でも、悪い意味でも。それは、僕の個人的な意見ですけれども、変える必要はないんじゃないかなと思うんです。
――それは「個性」になる、ということですか。
蒼:まあ、変わらないのだから無理やり変えるよりも、変わるところをもっとぐるぐると変えた方が効率がいいと思いますし(笑)
――変なところで理屈っぽくなりますね(笑)
蒼:そこは昔から変わらないので。口だけで生きてきたようなものです。
――なるほど。じゃあこれから久遠寺さんが変わっていくとしたら、どのような部分を変えていこうと思いますか? 蒼:そうですね……とりあえずもっと間口を広げて、より深い知識を身につけようと努力する部分ですかね。今まではある意味勝手に情報が舞い込んできていたので、それを文章にしてあげるだけでよかったですし。
――ネタぎれ、というやつですか。
蒼:そう言わないでください(笑)良い文章を書くために決定的なことは、どんな経験をしたか、だと思うんですよね。それはどんな本を読んだ、とか体験した、とかいろいろあると思うんですが、やはり経験をしていないことは書けないんですよね。書けてもリアリティがない。この間友人が小説を書いていたんですけれど、R34(GT-R)に乗っている男を書いてたんですが、「Rシリーズ」って言っちゃってたんですよね。本当に乗っている人が見たら笑われます。Rシリーズってないですから。R34シリーズとか、そういう表現が正しい。
――じゃあ、久遠寺さんもこれからまたいろいろな経験をして文章を書いていくんですね。
蒼:そうしたいものです。でもライトノベルやギャグが書けないのはきっとどんな経験をしても書けないと思うんですよね。だから皆さん、あまり期待をしないでください(笑)

――ありがとうございました。

※1 取材を受けた時はまだ創作5年目。
※2 サウンドノベル(ビジュアルノベル)「我、純粋ナル醜女」に収録されている短編。インタビュアーは「世界の終わりという名の雑貨店」を読んでいた。

>>TOPへ戻る

ご感想・ご意見お待ちしております

お問い合わせはこちらよりどうぞ